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人間ドックの血液検査と結果について|HCV検査

人間ドック

ウイルス性肝炎にはさまざまな種類があり、現在A型〜G型までの7種類が報告されています。その他にも多種多様なウイルスによって肝炎が引き起こされますが、専らウイルス性肝炎といえば、この7種類を指すことが多いようです。

 

ウイルス性肝炎の中でもC型肝炎は日本で約200万人が感染しているといわれ、免疫によって自然に治るケースも少なく、放置すると肝硬変や肝癌へ移行する可能性が非常に高いので注意が必要です。

 

また、C型肝炎は以前行われていた注射針の使い回しや、輸血、止血剤、刺青などによる感染が多いとされますので、少なくとも一度は検査しておいた方が良いと思います。


C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)に感染すると、通常体内で免疫によってウイルスをやっつけるための抗体というものが作られます。細菌やウイルスなどは、通常抗体によって駆逐されますが、C型肝炎ウイルス(HCV)はエイズウイルス同様に、形を変えて抗体からの攻撃を逃れるため、抗体ではなかなかやっつけることができませんが、近年はインターフェロンなどのC型肝炎に有効な治療が出てきています。

C型肝炎の検査

人間ドックでは、HCV抗体という検査を行うケースが多いと思います。ただ、この検査はHCVに対する抗体が作られているかどうかを検査していますので、HCV抗体が陽性だったからといってすぐに「C型肝炎」と決まったわけではありません。

 

HCV抗体が陽性だった場合は、精密検査でウイルスそのものがいるかどうかを検査します。この検査はPCR法といわれ、ウイルスのRNAを検出する検査です。その他にもウイルスの型がインターフェロンに感受性があるかどうかを調べるための検査も行われます。

HCV抗体の正常値(基準値)

陰性(−)

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