人間ドックを受けました! 40歳 はじめての人間ドック体験記!

人間ドックの血液検査と結果について|コリンエステラーゼ:ch-E

人間ドック

肝機能検査は人間ドックで大切な検査の項目です。血液検査で一般的に用いられる肝機能検査には「GOT」・「GPT」・「γ-GTP」・「ビリルビン」・「ALP」・「LDH」・「TTT」・「ZTT」・「コリンエステラーゼ:ch-E」などがあります。 


ch-E(コリンエステラーゼ)

人の体の中には「コリン:choline」という物質があって、糖分や脂肪分の合成・分解などの代謝や、体の構成成分、神経の働きに関わっています。つまり、人の体に必要な成分の一つです。コリンは他の物質と同じように「多すぎても、少なすぎても」正常な生活に支障をきたしますので、ある程度の量になるようコントロールされています。コリンの過多を防ぐために、コリンを分解する酵素があり、これが「コリンエステラーゼ(ChE)」です。

 

「コリンエステラーゼ(ChE)」にはいくつか種類がありますが、その中でも肝臓で作られる「コリンエステラーゼ(ChE)」の血液中の量(酵素活性)を調べると、「肝臓の機能が悪くなっている」とか、「異常に作られすぎている」「消費が激しい」等の状態がわかるというわけです。

 

肝硬変や慢性肝炎、肝がんなどで肝機能が悪くなると、作られる「コリンエステラーゼ(ChE)」の量が減ってしまいますから、血液中の「コリンエステラーゼ(ChE)」も減ってきます。血液中の「コリンエステラーゼ(ChE)」が少ないと、「肝臓がうまく働いていないかもしれない」、または「消費が激しいかも」といったことが予想できます。

 

当然ですが、先天的に作ることができない病気でも血液中の「コリンエステラーゼ(ChE)」が少なくなったり、まったく無かったりといったことが起きてきます。有機リン系の農薬中毒、サリンなどの神経ガス中毒でも、酵素が阻害されて血液中の「コリンエステラーゼ(ChE)」は低下します。

ch-Eの正常値(基準値)

215-511 IU/L

コリンエステラーゼPの数値が高い時に考えられる病気

糖尿病、甲状腺機能亢進症、脂肪肝、肥満 など

コリンエステラーゼの数値が低い時に考えられる病気

アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、有機リン系の農薬中毒など

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