クレアチン|人間ドックの血液検査と結果について
人間ドックでの血液検査で「クレアチン」「クレアチニン」という検査の項目があります。
この2項目、「ニ」があるかないかの違いだけで、名前は似ているけど検査の意味が全然違うらしい。
クレアチン
ヒトの呼吸には「内呼吸」と「外呼吸」があるのは、小学校や中学校で習ったような気がしなくもない。。。 ともかく、肺で酸素を取り込むのが「外呼吸」。 「内呼吸」っていうのは酸素と栄養素からエネルギーを産み出すためのしくみ。 まあ、ヒトが動いたり、何かをする場合にはエネルギーが必要なのはいうまでもない。
でも、例えば筋肉を動かすような場合には、一瞬で大きなエネルギーが必要になることから、酸素を肺で取り入れて、血液中のブドウ糖を細胞で燃やしてエネルギーを取り出すなんて悠長なことはしていられません。
そこで、必要な時にすぐにエネルギーを取り出せるように「クレアチン」という形で筋肉中に蓄えておきます。 そして必要な時にクレアチンキナーゼ(CPK)という酵素を使ってエネルギーを取り出しているのです。
ということで、クレアチンはほとんどが骨格筋や心臓の筋肉中にありますが、少しは血液や尿の中にも含まれています。血液中のクレアチンが増えていれば、筋肉が壊れていたりすることが考えられますので、心筋梗塞や筋ジストロフィー等で血液や尿の濃度が高まってきます。
クレアチンの正常値(基準値)
血清 : 男 0.1〜1.2 mg/dl 女 0.2〜1.6 mg/dl
クレアチンの数値が高い時に考えられる病気
心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎、ポリオ、甲状腺機能亢進症など
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