人間ドックの血液検査と結果について|TP(総蛋白)

血液検査

人の体にはタンパク質が多く含まれているのは、みなさん御存知の通りです。食品における3大栄養素にも出てきますので、体に必要なものだってことも知っていますよね。筋肉や皮膚、髪の毛など、体のいたるところにタンパク質が存在していますが、もちろん血液中にも蛋白質が含まれています。

血液中のタンパク質には、アルブミンやグロブリンと呼ばれるものがあり、血液を介してさまざまな物質を体中の細胞へ運搬したり、血液中の水分量を調節したり、外敵から身を守る免疫などの役割を果たしています。

TP(total protein:総蛋白)

血液の中でも、血清と呼ばれる赤血球や白血球などの血球と血液が凝固するために必要なタンパク質を除いた部分にある全てのタンパク質の量を指します。

Albmin(アルブミン)

アルブミンは血清蛋白の約60〜70%を占めるタンパク質です。 食べ物の中に含まれるタンパク質は、腸で吸収されたあと、アミノ酸に分解されて肝臓に運ばれます。肝臓では運び込まれたアミノ酸を使って、人の体に必要なタンパク質を合成、血液を介して体中に運びこむのです。ですから、血清中の蛋白質の量は肝臓の機能を反映しています。肝機能が弱くなってしまうと、合成されるタンパク量が減りますので血清中の蛋白質は少なくなってしまいます。すると、血液中に保たなければならない水分が血管から漏れ出して「むくみ」や「浮腫」が起きます。

Globrin(グロブリン)

グロブリンには、ミネラル分など体に必要な物質を運搬の役目をするものや、免疫で外敵から身を守る為の抗体というタンパク質などが含まれています。グロブリン量の異常では、遺伝性の疾患やリンパ腫、骨髄腫などがあります。

血清蛋白の正常値(基準値)

総蛋白  : 6.5〜8.0g/dl
アルブミン : 4.1 〜 5.0(4.6) g/dl
アルブミン、グロブリン比(A/G) : 1.34〜2.02(1.64)

血清蛋白の数値が異常時に考えられる病気

TPが高い
  膠原病 骨髄腫など

TPが低い
  肝炎や肝硬変など肝疾患、ネフローゼ症候群、甲状腺機能障害、栄養失調など

アルブミンが低い
  肝炎や肝硬変など肝疾患、タンパクが漏出する漏出性胃腸病やネフローゼ症候群、
  栄養失調

グロブリンが高い
  悪性腫瘍、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病、原発性マクログロブリン血症、自己
  免疫疾患、腎炎、心不全など

グロブリンが低い
  原発性免疫不全症、続発性低γ-グロブリン血症など

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