人間ドックでPET(ペット)は必要なの?

血液検査

人間ドックでも最近はPETを導入している施設が増えてきています。 そして、「PETドック」は、料金が高いです! そりゃあ、そうです。なにせPETの施設を作るのに莫大な費用がかかっていますから。。

前置きはさておき、人間ドックにPETは必要かどうかを人間ドックを受ける前にお医者さんに聞いてみました(ずうずうしくも!)。すると、「必要性については、何ともいえません。 ただ、受けた方が、受けないよりはいいと思います」。とのこと。

つまり、PETは夢のような検査で、どんなに小さい癌でも見つけられるというイメージが先行しているのだけれども、じつは、そんなに夢のような話ではなく、他のMRIやCT、エコー等と同じで得意・不得意があるそうです。

PETの得意・不得意

例えば頭頚部がん、肺がん、乳がん、膵がん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫等や、ガンの転移、予期せぬ癌の再発等には非常に優れた検査ですが、肝がん、胃がん、前立腺がん、腎がん、膀胱がん、子宮頸がん等は苦手としているそうです。

では、人間ドックでPETを受ける意義はというと、ここにはちょっと疑問も残るとのこと。なにせ費用が高いことと、基本的に健康な人に対して少なからずとも放射能を帯びた異物を注射することのリスクもあります。もっと安価なCTやMRI、超音波検査、血液検査で異常を疑った時の精密検査的な使い方が的を得ているのでは?という考え方もあります。

もちろん、早期発見という意味でPETドックは有効かと思いますが、費用対効果やリスクを考えた上で受けるといいですね。

そもそもPETとは?

PETは「ポジトロン・エミッション・トモグラフィー」の略で、日本語では陽電子放射線断層撮影といいます。

活発ながん細胞は、正常な細胞に比べて通常3〜8倍近くのブドウ糖を細胞が必要としますので、その性質を利用してPET検査では、ブドウ糖によく似た構造のFDG(フルオロデオキシグルコース)という物質に放射性同位元素をくっつけたものを注射した後、それをPET装置で撮影し、FDGの集まり方を画像化して診断するものです。

PET検査による被曝線量は、約2〜3(ミリシーベルト)です。これは自然界から受ける1年間の被曝線量とほぼ同量で、胃のエックス線検査よりも少なく、放射線障害が起きる可能性はないそうです。

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