
人間ドックで行なわれる超音波検査(エコー検査)には腹部エコー・心エコー・乳腺エコー・甲状腺エコー・頚動脈エコー・婦人科エコー・前立腺エコーなどがあります。
一般的には、腹部エコーが実施されていて、他の部位の超音波検査はオプションとして別料金で行なわれている人間ドックが多いようです。
超音波検査は、大がかりな医療機器を必要としない検査ですから、人間ドックでは必ずといっていいほど行なわれています。また、妊娠時に使われる検査でもあることから、痛みもなく安全に繰り返し検査することが可能な画像検査で、軽度の病気から癌の発見まで、診断能力もたいへん優れた検査です。
腹部超音波検査は、肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓などの腹部臓器を検査します。
実際の検査では、腹部の臓器を下げる為に息止めを必要としたり、ちょっとお腹を押されたりしながら検査することになります。注意点としては、ご飯を食べてしまうと、胆嚢が検査できなくなったり、胃や腸にガスが発生してしまう為に検査が出来ないケースがあるので、食事を抜いた状態で検査する必要があります。
心臓の状態を超音波を使って検査する方法です。心臓の動きが動画像でみることができ、動きが悪い部分などが発見できます。
その他にも、心臓弁の病気や先天性疾患、心筋症などもすぐに発見できますから、心電図でわからない心臓の動きや形態の異常を検査するのに適しています。
乳がんは、日本の女性の癌罹患率第一位です。乳腺エコーは、マンモグラフィーとともに乳ガンの発見に利用されています。
乳腺エコーの特徴は、マンモグラフィーで発見しにくい40歳以下の若年性乳がんの発見や、石灰化を伴わない乳がんの発見といわれています。また、マンモグラフィーのように乳房を板で挟みつけることがないことから痛みも全くなく、被曝の危険性もありません。
頸動脈エコーは、直接動脈の壁の状態を見ることができるため、メタボリックシンドロームや生活習慣病などによる動脈硬化をいち早く捉えるのに有効とされています。
また、頸動脈は脳へ血液を運ぶための重要な血管ですから、ここが詰ったり、狭くなっていないか? 脳梗塞の原因になるようなものはないか? などがわかります。
子宮や卵巣などの婦人科の病気を検査します。また男性では前立腺肥大や前立腺がんなどの発見に優れた検査法です。
手軽に検査ができるのですが、この検査では膀胱内に尿を溜めておくことが必要になります。膀胱内に尿が少ない場合は検査ができないことが多いようです。
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